こんばんはぁ〜、今回のブログ内容は〜
「コーヒーは鮮度が命?」
です。
前回は、ナチュラルやウォッシュドなど、コーヒーの精製方法について書きました。
産地で育って。
収穫されて。
精製されて。
こちらに届いた生豆を焙煎する。
では、
焼き上がったその瞬間が、一番おいしいのでしょうか?
コーヒー豆の袋を見ると、
「焙煎日」
が書いてあることがありますよね?
新しい日付を見ると、
「よしっ、こっちの方が新しい!」
と選びたくなる。
その感覚、間違いではありません。
でも、
焙煎したて=必ず一番おいしい
かというと……
そういうことでもないんです。
鮮度は大事!
だけどコーヒーには、焼いたあと少しずつ変化して、味が落ち着いていく時間もあります。
今回は、
「新しいほど正義!」で終わらない、コーヒーの鮮度の話。
ここを見ていきます!
結論
コーヒーの鮮度は、香りや味に大きく関わります。
時間が経つにつれて、
香りが少しずつ抜ける。
酸素や湿気の影響を受ける。
味の印象も変わっていく。
なので、鮮度はもちろん大切です。
ただし、
焙煎直後が必ずベストとは限りません。
焼き上がった豆の中には、焙煎によって生まれた二酸化炭素が多く残っています。
そのガスが少しずつ抜けていくことで、抽出しやすくなったり、味の印象がまとまって感じられたりすることがあります。
つまり、
焙煎日が新しいか古いか。
それだけで、
「こっちの方がおいしい!」
とは決められないんですね。
今回の話を一言で言うなら、
新しさというより、変化を飲む。
です!
鮮度が落ちるって、何が起きているの?
コーヒー豆を焙煎すると、
あの香ばしい香り。
甘い香り。
コーヒーらしい、いろいろな香りが生まれます。
袋を開けた瞬間の、
「うわっ、いい香り!」
アレです。
でも、その香りは永遠に豆の中へ残っているわけではありません。
時間とともに外へ抜けたり、酸素と反応したりして、少しずつ変化していきます。
特に影響しやすいのが、
- 空気
- 湿気
- 熱
- 光
などです。
時間がたったコーヒーで、
「前より香りが弱いな」
「なんとなく味が平らになった?」
と感じることがあります。
これが、いわゆるコーヒーの「鮮度が落ちていく」変化のひとつです。
つまりコーヒーは、
焙煎した日から、ずっと同じ味ではない。
ここが今回のポイントです!
焙煎したての豆は、かなり忙しい
焙煎中、コーヒー豆の中ではいろいろな化学変化が起きています。
そして、その中で生まれた二酸化炭素の一部が、焼き上がった豆の中に残ります。
焙煎後、そのガスは少しずつ外へ出ていきます。
これがよく聞く、
「ガス抜き」
や
「デガス」
です。
焙煎して間もない豆をドリップすると、
粉が、
モコモコモコッ!
と大きく膨らむことがあります。
おっ!
見るからに元気です。笑
この膨らみの大きな理由が、粉から出てくる二酸化炭素です。
ただ、
よく膨らむ=絶対おいしい
ではないんですね。
ガスが勢いよく出すぎると、お湯とコーヒー粉がうまく触れにくくなり、抽出が安定しにくいことも…
香りは強いけど、
「なんか味がまとまらないな?」
「ちょっと軽い?」
と感じることもある。
反対に、モコモコが控えめでも、甘さや香りがきれいに出る豆もあります。
深煎りと浅煎りでもガスの量や抜け方は違います。
なので、
膨らみは豆の状態を見るヒント。
でも……
モコモコするとテンション上がりますよね。笑
では、何日目がおいしい?
ここで知りたくなるのが、
「じゃあ焙煎から何日目が飲み頃なの?」
ですよね。
これは、
「絶対○日目!」
とは言えません。
浅煎りなのか。
深煎りなのか。
焙煎をどう進めたのか。
ドリップなのか。
エスプレッソなのか。
保存状態はどうなのか。
条件によって、ガスの抜け方や味の変化も違います。
焙煎当日は少し勢いが強かった豆が、
数日後、
「あれ?甘さ出てきた?」
となることもあります。
さらに日が進むと、
「昨日より香りが落ち着いたな」
となったりする。
私は、一日だけ飲んでその豆を決めるより、
何日かに分けて飲んでみる
のが好きです。
「昨日より今日の方が好きかも」
「あれ?この前と少し違うぞ?」
同じ袋の豆なのに、印象が変わる。
コレ、面白くないですか?
粉にすると、時間が急に進む
豆のままのコーヒーと、挽いたコーヒー。
鮮度の変化が速いのは、
挽いた方です。
コーヒーを粉にすると、表面積が一気に増えます。
つまり、
空気に触れる場所が増える。
ガスも抜けやすくなる。
香りも外へ出やすくなる。
ということです。
豆を挽いた瞬間、
店内に、
ブワッ!
と香りが広がりますよね?
あの幸せな香り。
こちらに届いた分だけ、
粉から出ていった香りでもあります。
……ちょっと切ない。笑
香りをしっかり楽しみたいなら、
淹れる直前に挽く。
これはかなり効果があります。
粉で買う場合も、一度に大量に買うより、飲み切れる量を選ぶと変化を抑えやすくなります。
袋を開けたら、どう保存する?
コーヒー豆の保存で意識したいのは、
空気。
湿気。
熱。
光。
この4つです。
毎日飲む豆なら、
チャック付きのコーヒー袋をきちんと閉じる。
できるだけ空気を抜く。
直射日光や熱の当たらない場所へ置く。
まずは、これでOKです。
容器へ移す場合も、密閉しやすく、光を通しにくいものが使いやすいです。
意外と避けたいのが、
コンロの近く。
日の当たる窓辺。
暑くなる場所。
せっかく密閉していても、温度が高ければ変化は進みやすくなります。
開けっぱなしにしない。
暑い場所に置かない。
まずここを意識したいですね!
冷蔵庫?冷凍庫?
そして、これもよく聞かれます。
「コーヒー豆って冷蔵庫に入れた方がいいんですか?」
毎日出し入れして飲む豆なら、密閉した状態で冷暗所に置いて保存が望ましい。
冷蔵庫は、
温度差。
湿気。
他の食品のにおい。
なども気になります。
一方、
長めに保存したい場合は、冷凍という選択肢もあります。
冷凍するなら、
- 一回分や数回分に小分けする
- 空気と湿気が入らないよう、しっかり密閉する
- 同じ袋を何度も出したり戻したりしない
冷凍庫は、
豆の変化をゆっくりにする助けにはなります。
「今すぐ全部飲まないな」
という豆なら、保存方法のヒトツとして覚えておくと便利です。
少し時間がたった豆も、まず飲んでみる
焙煎日から時間がたった。
だから、
「もうダメだ!」
と、すぐ捨てる必要はありません。
まず香りを嗅いで、いつも通り淹れてみる。
時間が経つことで香りは穏やかになっていても、
甘さや飲みやすさが残っていることもあります。
少し物足りなく感じたら、
挽き目。
豆の量。
湯温。
などを変えて、
今の豆に合わせて淹れ方を調整してみる。
もちろん、一度抜けてしまった香りが元通りになるわけではありません。
でも、
「古くなったから終わり!」
ではなく、
「今の状態なら、どう淹れたらおいしい?」
と考える。
コレも結構面白いんです。
ミルクと合わせてみたり。
アイスコーヒーにしてみたり。
飲み方を変えるのもアリ。
店主としては、
最後までおいしく飲んでもらえたら、やっぱりうれしいんです♪
るま珈琲としてのおすすめ
るま珈琲としては、
すっきり飲みたいのか。
香ばしく飲みたいのか。
浅煎りか深煎りか
同じ焙煎日でも、選ぶ豆は変わります。
なので、お店で豆を選ぶ時に、
豆の状態も含めて一緒に選べます!
焙煎日は、その豆が、
今どんな時間を過ごしているのかを見る情報。
「鮮度」と言ったらいうより「飲み頃」と言った方がいいの気がしてきました!笑
るま珈琲とは
るま珈琲は、「コーヒーって面白い」を届ける、小さな自家焙煎コーヒー屋です。
産地や精製方法、焙煎度を、“難しそう”で終わらせず、“自分の好き”を見つけるきっかけにできる場所を目指しています。
店内では、自家焙煎コーヒーのほか、タコスやデザート、焙煎体験なども楽しめます。
「コーヒーは詳しくないけど気になる」
そんな方でも気軽に楽しめるよう、わかりやすさと体験を大切にしています。
営業日や限定メニューはInstagramで更新しています。
https://www.instagram.com/le_mat_coffee/
DMやコメントも気軽にお待ちしています。
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まとめ
焙煎日=おいしさではありません。
焼いたばかりの豆。
少しガスが抜けてきた豆。
数日たって香りが落ち着いてきた豆。
同じ豆でも、時間と一緒に少しずつ表情が変わります。
だから、
「一番新しい豆はどれ?」
だけではなく、
「今日はどんな味になっているかな?」
と飲んでみる。
昨日より今日の方が好きかもしれない。
逆に、
「昨日の方が好きだったな!」
もあるかもしれない。笑
できれば飲む直前に挽く。
開けたら、きちんと閉じる。
暑さや湿気から守る。
そして、
「変化を飲む。変化を嗜む」
コーヒーの鮮度、飲むタイミングって
そう考えると結構面白くないですか?